私の外国語習得法のまとめ
以上が私が、今回読んだ参考文献と自分の経験から見いだした私の外国語習得法です。ではここで、私がこの論文で書いてきた外国語習得法を復習したいと思います。
1 | 外国語を習得することは難しくない。外国語は特別な才能を必要とするものではなく、誰でも、ある程度努力すれば習得できるものなのである。 |
2 | 外国語を習得するためには断然「短期集中型」学習が有効だ。外国語を習得するためには、自分の語学の環境作りが大切であり、その学習の環境作りさえ頑張れば、誰でも短期間に自分の語学力を伸ばすことが可能である。 |
3 | 言葉の骨格である文法を、一番初めに短期集中で習得すれば、結果的には外国語習得の近道である。文法を学ぶ際には、自分のレベルに合わせて学習書を複数選び、文法事項にあまり疑問を持たないこと。外国語を修得したいのなら、最終的には「文法の内在化」が出来るように心掛けること。 |
4 | 「文法の内在化」をするためには、自分にその言語を大量にインプットすることが必要だ。それに最も効果的なのが「多読・多聴」である。多読、多聴をすることによって文法が内在化され、最終的には、自分の中にその学習中の言語を内在化する、「言語の内在化」につながる。 |
5 | 外国語習得にはインプットだけでなく、アウトプットも大切である。言語は「使いながら覚えること」。そのためには、ライティングの練習に加え、「独りごと練習法」が有効である。アウトプットの練習を続けることによって、自分が知っている知識をフルに活用できるようになる。 |
インプットとアウトプットをバランスよく組み合わせ、諦めずに努力をすれば、最終的には学習中の外国語の「言語の内在化」を成功させることができ、それが外国語習得につながります。
まとめ
以上が、私が自分の経験と本から学んだ、私の「外国語の効率的な習得法」です。読んで分かる通り、あまり細かい具体的なやり方は載せていません。なぜなら、外国語習得において、世の中に誰にでも適用できる学習法など存在しないからです。しかし、どんな勉強法を活用しようと、「根本的な」効果的学習法が存在することは間違いありません。私は今回この論文において、たくさんの外国語の達人と呼ばれる人たちの体験談を読み、彼らに効果があった勉強法の要素(エレメント)を極力忠実に抽出したつもりです。彼らが外国語を習得したやり方と同じように、私は外国語学習者が、
短期集中で「文法習得・インプット・アウトプット」
をしっかりやれば、誰もが留学に行かなくても外国語を習得できると考えています。自分自身もまだ学習中の身なので、絶対習得できるとは言えませんが、これが私が今まで外国語を習得してきた経験から得た外国語習得法です。
私は英語を学び始めた時から、色々な英語教材の宣伝文句を鵜呑みにし、色々な勉強法を試してきました。どうすれば英語が身につくかをずっと考えてきました。私の外国語習得法への関心は、その後中学生、高校生になっても薄れず、大学生になってからその興味は更に深まり、何冊もそれについての本を読みました。この論文はいわば、私の今までの語学学習の集大成といえるものかもしれません。この論文を読んでくれた人の中で、「これのどこが効率的な習得法なのか」と疑問に感じた人もいるかもしれません。確かに今回の私の論文は、外国語の効率的な習得法といっても、決して「誰にでもパッとできる簡単な習得法」を提示しているわけではありません。なぜなら、語学学習に「簡単な習得法」など存在しないからです。語学学習に簡単さなど求めてはいけません。私の論文はあくまで「効率的な習得法」についてです。ある人がいくらがむしゃらに努力していても、その勉強法の効率が悪ければ、その人がその言語を習得するためには非常に膨大な時間を費やさなくてはならないでしょう。どうせ同じ努力を費やすのなら、効率的な勉強法で勉強した方がスピーディでずっと有意義です。私はこの論文が、語学学習者のちょっとした道標になれることを願います。
この習得法は、勿論完成では全くありません。このページの後にも、いい方法が見つかり次第アップできたらと思っています。
ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。心から感謝します。引き続き、語学学習を頑張って下さい。
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